リンゴスターがナイトの称号を授かるらしい

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大晦日の夜中に入ったニュースで今年は締めくくりです。

ビートルズのドラマーだったリンゴスターがナイトを授与されて、サーの称号をもつことになるらしい。もう来年、2018年には78歳になると思うけれど、彼は何か本当に見た目も活動も若い。ポールも若く感じるけれど、どうもこの晩年になってリンゴスターはものすごく自然体ではつらつ感が凄い。

そんな時期に勲章をもらうのだから、彼も喜んでいるんだろうと思う。ポールは20年前にナイトをもらっていて、随分遅れたものだけれど。ビートルズはまだ4人でがんばっていた頃、MBE勲章はもらっているから、リンゴはそれ以来の受勲となるということか。


僕もずっとビートルズファンだった。今は熱も冷めてきたけれど、若いころはやはり影響されたから、こういう明るい話題は年末に嬉しい。

最近のビートルズも存在感はかなり変わった。テレビを見ていたりすると、凄いくだらない場面でビートルズのBGMが使われていたりするけれど、少なくとも20世紀のうちはそんな易々と彼らの楽曲をBGMやCMになんて使えなかった。あまりに神々しくて、曲を使ってもどんな画像やストーリーにも合致しないから。音楽だけですべてを完結してしまうほどの存在感が音楽にも彼ら自身にも間違いなく残っていた。もちろん、解散前の時期なんて、本当に神様状態だった。

昨今、ジョンレノンがイマジンを歌っているユニセフのCMも流れているけれど、これもその昔はこんな露出はありえなかった。まだ、このCMはマトモなほうかもしれないけれど、他にビートルズが安っぽく使われている場面に遭遇するとさすがに隔絶の時代感に覆われる。

今、ビートルズのニュースなどが出ると、多くの若者はせいぜい名前を知っているか数曲知っている程度であって、場合によっては名前さえ知らないということもある。我々世代でビートルズの名前を知らないなんてことは100%なかったから、これもものすごい時代の流れなんだろう。

ビートルズの曲はおそらく名曲として永遠に残るのだろう。しかし、それは名曲としては力を持ち続けても、ビートルズという天才の存在は次第に単なる歴史になっていくんだろう。それは当然なのかもしれない。ライブじゃないんだから。現実に活力ある姿はなくなっていくんだから、歴史に生きるようになるのは誰もが同じだ。

おそらくポールであれ、ジョンであれ、いわゆる音楽の天才としての評価は変わらないだろうけれど、1960年代からの20世紀に彼らが神のように君臨した存在感は次第に消えていくんだろう。


リンゴスターが存命中に勲章をもらえてよかったと思う。ジョージやジョンは、その前に他界しているから。


リンゴスターはドラマーだったけれど、バンドの中では音楽才能は最低だったというのが一般評価。ドラマーがリバプールにいなかったから、最高にラッキーな人生になったということなんだろう。まあ、遠からず当たっていると思う。ビートルズファンは、リンゴも天才っていうけれど、僕はそこまで天才だとも感じない。彼じゃなく、もっとカッコいいドラムがいたらビートルズもリズムはもっと凄くなっていたんだろうってよく思った。ま、ジョージのギターもそうだけれど。

でも、そういう奇跡の偶然性の中に生きたことも、彼らの時代であって、運命のようなものだったんだろう。だって、実際にもしリンゴスターがリバプールにあの時代いなかったら、間違いなくビートルズは完成していなかったんだから。

リンゴスターのナイトの受勲は、結局、「そんな奇跡の歴史を生きてくれてありがとう」っていう意味も含まれているんだろうって気がする。

長生きしてくださいよ。
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